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三回忌 お布施の相場や封筒の表書き、渡し方は?

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三回忌のお布施の相場や表書き、渡し方

三回忌の法事では、僧侶にお願いして読経をあげていただき、故人の供養を行うのが一般的といえるでしょう。その際、僧侶に読経をあげていただくときに必要となるが、お布施です。ここでは、三回忌のお布施について、金額の相場や表書きなどに解説します。

三回忌のお布施とは?

三回忌は、故人が亡くなってから2年後に行う法要です。葬儀が済んで一周忌を迎えた次の年、三回忌ともなると遺族の方もある程度落ち着いて故人の法要が行えるときといえるでしょう。初めの頃の追悼よりも、喪主や施主が主体となって執り行うことができるかと思います。

三回忌の法要では、葬儀や一周忌などでお世話になった僧侶にお願いすることが多いかもしれません。お布施は、僧侶に法要をお願いする際のお礼と考えていいでしょう

なお、仏式では僧侶ですが、神道では神主、キリスト教では牧師などの聖職者にお願いすることになりますが、お布施という名目でお礼をする点では、いずれの宗教でも共通しています。

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三回忌のお布施の金額の相場

三回忌のお布施の金額の相場
では、三回忌の法要では、いったい幾らぐらいのお布施を渡せばよいのでしょうか。

お布施の相場としては、だいたい3万円から5万円ぐらいといわれています。これらの相場は、地域や宗教・宗派、お寺との関係などによっても異なってきます。3万円から5万円が相場といっても、金額的にはかなり開きがありますので、迷ったときは、僧侶の方やお寺の方に直接聞いてみるのが一番かと思います

なお、「4」や「9」などの数字は死や苦を連想させるので、タブーといわれていますが、お布施の数字にも当てはまります。金額やお札の枚数などに使わないように気を付けましょう。

参考:【図解】身内が亡くなった後の手続きがすべてわかる本 2024年版(曽根恵子 株式会社 扶桑社) 29ページ

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三回忌の御膳料とは? その相場は?

三回忌の法要では、法要のあとで参列者とともに食事をすることもあります。

施主の自宅で法要を行う場合、家族の手料理や仕出しのお膳を出すこともありますし、別の会場を設けて食事することもあります。それらの会食に僧侶が同席する場合はいいのですが、同席されない場合は、お布施のほかに「御膳料」を渡すのが一般的です

御膳料は、振る舞う料理に見合った程度の金額が目安となっています。だいたいの相場としては5千円から1万円といわれています。なお、お寺を借りて会食した場合は、さらに「御席料」をお布施とは別に包むようにします。

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お車代について

僧侶を招いた場合のお車代
お寺で法要を行う場合は別ですが、僧侶を自宅や斎場など別の会場に招いた場合は、お布施のほかに「お車代」を包むのが礼儀です。これは足を運んでもらったお礼という意味であり、たとえ僧侶が自前の車で来られたとしても、外に出向いていただいた時には、お渡しするのが礼儀といえます。

相場としては、「御膳料」と同じぐらい、5千円から1万円ぐらいが目安です。お寺から会場まで、だいたいの距離のタクシー代を参考にお包みするようにしましょう。

参考:冠婚葬祭マナー大事典(学研ライフ&フーズ編集室 学研パブリッシング) 415ページ

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三回忌のお布施の袋や封筒について

お布施に用いる袋は、奉書紙、または白い無地の封筒を用います。郵送用の封筒のように、郵便番号欄が印刷されているものや、柄の入ったタイプは避けましょう。

香典袋を扱っているところであれば、お布施専用の封筒が売られているはずです。丁寧に包む場合は、お札を奉書紙(半紙)で包んだのち、封筒に入れます。

なお、お布施に水引は必要ありませんので、香典袋と兼用になっている場合は、水引を外して持ちいるとよいでしょう。ただ、水引が印刷されている場合、白い封筒が用意できない場合は、そのまま用いても構いません。

表書きは、仏教の場合は、一般的に「御布施」と書きます。

仏教のお布施の表書き

神道の場合は、「御礼」または「御祭祀料」と書きます。

神道のお布施の表書き、御礼、御祭祀料
キリスト教の場合は、「献金」または「御礼」と書きます。カトリックでは、「献金」のほか「ミサ御礼」と書くこともあります。

キリスト教のお布施の表書き、献金、御礼、ミサ御礼

下段には施主の名前を書きます。施主の氏名か、●●家と書いてもいいでしょう。また、三回忌のお布施は、薄墨ではなく、普通の濃い墨(黒)で書くようにします。

参考:冠婚葬祭マナー大事典(学研ライフ&フーズ編集室 学研パブリッシング) 385ページ

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三回忌のお布施を渡すタイミングと渡し方は?

三回忌のお布施を渡すタイミングと渡し方
お布施を渡すタイミングとしては、法要が始まる前と、法要が終わった後の2回があります

法要が始まる前に渡せるようであれば、当日の法要の前のご挨拶のタイミングで

「本日の三回忌、どうぞよろしくお願いいたします」

と言ってお渡しするとよいでしょう。

法要が終わってから渡すケースで、僧侶の方が会食に参加されない場合は、お経をあげ終えて退場されるとき、頃合いを見計らってお渡しします。

また、僧侶の方が会食に参加される場合は、会食が終わったあと、帰られるときにお渡しします。

法要が終わってから渡す場合は、

「本日は、心のこもったお経をあげていただき、誠にありがとうございました。心ばかりのお礼でございます。どうぞ、お納めください」

と一言添えましょう。お布施のほか、お車代や御膳料がある場合、お布施と一緒にお渡しします。

お布施を渡すのも法要というその日の行事の中の一つと考えれば、スムーズにいくでしょう。

三回忌のお布施の渡し方は?

正式なお布施の渡し方は、本来は切手盆というお盆に載せてお渡しするものですが、切手盆がない場合は袱紗に包んでおき、袱紗を開いて上記のように一言添えてから渡すようにしましょう

切手盆に載せた場合は、封筒の向きを自分の方から、僧侶の方が読める向きにして差し出します。

自宅に招いて法要を行った場合は、僧侶の方に寄っていって一声おかけします。僧侶の方は慣れているので、お布施を渡すのだなと察して、その場にとどまって下さるはずです。立ったままでなく、できれば僧侶の方にひざをついて捧げるにようお渡しします。

まとめ

・三回忌のお布施とは僧侶やお寺へ、法要を営んでいただいたことへのお礼のこと。
・お布施に用いる封筒は、原則として無地の白。
・お布施の表書きは、濃い墨色で「御布施」と書く。
・お布施は、法要が始まる前か、終わった後に挨拶の言葉を添えて渡す。

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