仏事、法事・法要の豆知識
仏教の宗派と合唱礼拝の意味
仏教に関連して、宗派の現状や合掌の意味などについて、ご紹介します。
宗派の現状
日本の仏教にはいろんな宗派があります。
日本の仏教の数は十三宗五十六派あるといわれ、現在でも増加しています。
仏教が朝鮮半島から伝わってきたのは飛鳥時代で、聖徳太子が生まれる約40年前でした。
当時、朝廷内では、異国の宗教である仏教を広めようとしていた改革派と保守派との間でいろんな争いが起こっており、歴史の教書にも出てくる蘇我氏は改革派でした。また、皆さんがよくご存じの聖徳太子は強く仏教を進めていた一人です。
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合掌礼拝の意味
さまざまな葬儀がある中で、ただ一つだけ共通しているのが合掌礼拝(がっしょうらいはい)とのことです。
合掌礼拝の儀式は、右手は仏の象徴で、清らかなものや知恵を表しています。
また、左手は衆生、つまり自分自身であり、不浄さを持ってはいるが行動力の象徴です。
両手を合わせることにより、仏と一体になることや仏への帰依を示すとされています。
他人に向かって合掌をすることは、その者への深い尊敬の念を表しているそうです。