葬儀や通夜に参列いただいたり、香典をいただいたお礼を伝える際、パソコンやスマホのメールで送りたいというケースがあります。あるいは、香典返しをいただいたお礼をメールで伝えたいというケースもあります。
ここでは、香典返しの際にメールを送る場合の注意点や書き方、例文などについて解説します。
目次
香典のお礼をメールで送ってもいい?
メールでお礼を述べるケースについて
香典のお礼は、葬儀や通夜で香典をいただいた方に、四十九日(忌明け)法要を終えてから、いただいた香典の半額程度の品物にお礼状・挨拶状を添えてお贈りするのがマナーとなっています。
お礼状・挨拶状には、「葬儀や通夜に参列いただいたお礼」「香典をいただいたお礼」「無事四十九日法要を終えたご報告」などを記述します。
ただ、会社の同僚や親しい友人などから連名で、1000円~3000円といった少額の香典をいただいたような場合には、香典返しの額も少なくなり、人数も多くなります。
そこで、香典返しの品物を個別に贈るのではなく、皆で分けて食べられる菓子折りなどをお渡しするケースもあります。そのような場合は、品物をお渡しする際に口頭でお礼を述べたり、メールで感謝の気持ちを伝えても問題ないでしょう。
また、会社関係の方々にお礼を伝えるタイミングは、四十九日法要まで待つことなく、忌引き明けの出勤時になるケースが多くなるでしょう。
香典のお礼メールのマナー・内容
メールでのお礼はあくまでも略式
メールも電話や手紙と同じ通信手段ですから、お礼を述べるという目的で使ってもよいでしょう。
ただし、簡易的な連絡手段ですので、目上の方や年配の方からは軽率な方法と思われてしまう可能性もあります。
普段からメールでやりとりをしている会社の同僚や親しい友人にのみ送るなど、相手を考えて送るようにしましょう。
特に忌引きで休みをいただいて、会社に迷惑をかけているようなケースであれば、直接上司にお詫びの挨拶をしたいものです。
また、連名ではなく、個人名で5000円や1万円といった香典をいただいた場合には、通常の香典返しと同様に、品物と一緒に挨拶状・お礼状を添えて贈るようにします。
香典のお礼メールのマナー
ふだんからメールを使い慣れている人は、つい気軽な文章を書いてしまいがちです。香典返しを送る際のメールだということを意識して、一定のマナーを守って書くようにしましょう。
香典返しの品物に付けるお礼状や挨拶状のように堅苦しい文章である必要はありませんが、メールの内容は要点を押さえて、ていねいな「ですます調」で書きます。
香典のお礼メールの内容
例えば、忌引き明けにメールを送る際には、「葬儀に参列していただいたこと」や「香典をいただいたことへの感謝の気持ち」、「忌引き休暇をいただいてご迷惑をお掛けしたことへのお詫び」を述べます。
四十九日(忌明け)に香典返しを送る場合は、「無事に四十九日法要が済んだことの報告」を行いましょう。
香典返しに限らず、感謝の気持ちを伝える際は、本来は相手にお会いしてお礼を述べるのがマナーですから、メールの文末には、「取り急ぎメールにて失礼させていただきます」という旨の一筆を添えるようにします。
香典のお礼メールの例文
忌引き休暇を終えてから、メールでお礼を述べる際の例文は、以下のようになります。
葬儀に参列いただき香典もいただいた場合の例文
本文:
○○様
先日はお忙しい中、葬儀にご参列いただき、誠にありがとうございました。
また、過分なお心遣いをいただき、心よりお礼申し上げます。
忌引き休暇中には、ご迷惑をお掛けして誠に申し訳ございませんでした。
お陰をもちまして無事葬儀を終えることができました。
本日より、仕事に復帰させていただきます。
本来であれば、直接お伺いしてお礼を申し上げるべきところではありますが、取り急ぎメールにてお礼かたがたご挨拶申し上げます。
香典だけをいただいた場合の例文
本文:
○○様
この度は、亡父の葬儀に際しまして、過分なお心遣いをいただき、心よりお礼申し上げます。
忌引き休暇中には、ご迷惑をお掛けして誠に申し訳ございませんでした。
お陰をもちまして無事葬儀を終えることができ、本日より出社いたしております。
略儀ではございますが、まずはお礼かたがたご挨拶申し上げます。
香典返しの品物が届いた際のお礼メールの例文
葬儀が終わり四十九日が明けると、故人のご遺族から郵送や宅配便で香典返しの品物が届くことがあります。
その場合、お礼のご挨拶が必要と思いますが、そもそも香典返しが香典に対するお礼なので、さらなるお礼は不要とされています。
しかし、お相手にお礼の気持ちを伝えるのは特に問題ありません。
取り急ぎ品物を受け取ったことをメールで連絡しておくことで、感謝の気持ちをより早く伝えることができます。贈り主もちゃんと品物が届いたことが分かって安心です。
香典返しの品物が届いた際に、メールでお礼を伝えるときの例文は次のようになります。
本日、ご供養のしるしを頂戴いたしました。
ご丁寧なお心遣いをいただき大変恐れります。
その後、いかがお過ごしでしょうか。
時節柄、どうぞご自愛くださいませ。
お礼の気持ちを伝える際の注意点としては、礼に礼を重ねる形にならないよう「ありがとうございます」という言葉を使わずに「恐れ入ります」のように言い換えます。
友人や親戚など普段から直接顔を合わせるような場合は、次回お会いした際に次のように挨拶をするとよいでしょう。
なお、香典返しをいただいた際にハガキや手紙、電話などでお礼のメッセージを伝える方法については、以下の記事で詳しく解説していますので、ご参照ください。
参考:おつきあい&マナー大事典(学研ライフ&フーズ編集室 学研パブリッシング) 173ページ
香典のお礼メールの活用例
香典返しを辞退された方にメールでお礼を伝えることも
香典をいただいた人の中には、連名で少額であったり、所属する会社の事情などによって香典返しを辞退するケースもあります。そのような場合は、香典をいただいたことへのお礼をメールで述べてもよいでしょう。
これまでは手紙や電話を通じてお礼を述べることが一般的でしたが、最近はメールでのコミュニケーションが浸透していますので、同じ会社内の方であればそれほど違和感なく受け入れられるでしょう。
香典返しを送る際の連絡手段として
香典返しを郵送や宅配便で送る場合、香典返しを送ったことを、メールを通して事前に伝えておくとよいでしょう。到着の日時が事前にわかっていれば、留守などで再配達になることも避けられますし、都合のよい日時に変更して確実に受け取っていただくことも可能です。
まとめ
・香典返しのお礼の挨拶はメールを使ってもよいが、あくまでも略式と心がける
・お礼メールの内容は要点を押さえて、ていねいに書こう
・香典返しを受け取った際は、基本的にはお礼の返信は不要
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