忌明法要(四十九日)の流れ

忌明法要(四十九日)の流れ

忌明法要(四十九日)当日の流れ

葬儀が終わってから七日毎に行ってきた中陰供養では故人が仏様になるための準備期間で、49日目の審判で運命が決まるとされています。この時期を「忌中」といい、四十九日を過ぎると「忌明け」となり、それまで喪に服していた遺族が通常生活に戻る日といわれます。忌明法要は初七日と同様、大がかりな法要が行われます。

(1)僧侶をお迎えする
僧侶が到着されたら、ご挨拶をし、上座へ着座していただきます。参列者は目上の方や故人に近い順に上座に座ってもらいます。

(2)開式のご挨拶
主催者は開始の挨拶をします。

挨拶例:「本日はお忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。亡き○○もさぞ喜んでいることと存じます。これより、○○寺のご住職様のお導きにより、故○○の忌明法要を行いたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。」

(3)読経及び参列者のお焼香、法話
僧侶による読経が行われている間に参列者は焼香を済ませます。読経が済んだら僧侶の法話が行われます。

(4)会食(お斎)
法話が終わったら、主催者はお礼の挨拶をし、僧侶や参列者にお礼の気持ちを込めたお食事をふるまいます。会食を設けない場合折詰料理と引き出物をお渡しします。

(5)引き出物、供物、お菓子の配布
参列者に引き出物や供物、お菓子のお裾分けをお渡しします。持ち帰りに便利な手提げ袋や風呂敷を用意しておくとよいでしょう。

(6)閉式のご挨拶
主催者は閉式の挨拶をします。

挨拶例:「本日はお忙しい中をお集まり頂きましてありがとうございました。お蔭様で○○の四十九日法要を無事終えることができ、○○も安心していることと思います。これからも変わらぬお付き合いを宜しくお願いいたします。本日は誠にありがとうございました。」